英文法..学び直したいけど実際どのくらいで身につくのかな?
オススメの教材も知りたいし、今度こそしっかり身に付くくらい勉強したいな
このページは、このような悩みがある方に向けて書いています。
本記事のテーマ
英文法の学び直しの具体的な手順とおすすめ教材は?
英会話学習法の5つのステップについてはこちらの記事から↓
英会話における、英文法を学ぶ目的って?
自分が話したいことを伝えるための1つのツール
英文法は「文を作る力」です。
文章の基盤となってあなたの英会話を支えてくれます。
自分が言いたいことを、自分で組み立てて伝える力を身につけるのが英文法です。
日本語と英語は異なる語順であることを理解する
日本語はどんな語順でもだいたい意味が通じますよね。
「私は、今日うどんを食べた」
「(私は)うどんを食べたんだ、今日」
「(私は)食べたんだ、今日、うどんを 」
主語をなくしても、動詞が先に来ても、同じように意味を伝えられるとても便利な言語です。
一方、英語は語順が変わったり主語が抜けると全く別の意味となってしまいます。
I ate udon today.
試しに主語をなくして語順を並べ替えてみると..
udon ate today.(うどんが今日を食べた)
today ate udon.(今日がうどんを食べた)
完全に不思議ワールドに突入です。
話したいことを正確に伝えるためには、語順を理解することが重要です。
『イラストと図鑑でパッとわかる 英文法図鑑』では、「意味順ボックス」という語順を見える化する図を用いており視覚的にわかりやすいです。
5文型のおさらいから始まり、「図鑑」という名の通り文法が網羅された内容となっています。網羅というとものすごいボリュームなのでは?と思うかもしれませんが、集中すれば1日強で読めてしまう量です。
イラストが多く使われており楽しく学ぶことができます。英語の基礎を直感的に学ぶことができるのでとても重宝しました。英語初心者の方、基礎を学び直したい方には特におすすめの本です。
期間は2ヶ月ほどが目安
最低でも3、4周繰り返そう
あなたも経験があるのではないでしょうか?
1周しただけでは、斬円ながらほとんどのことは忘れてしまいます。
大切なのは繰り返して学び、自分で学んだ文法を使ってみること。
つまり英作文をしてみることです。
いつまでに終わらせるのか、目標を決めて逆算する
私の失敗経験に基づく心からのおすすめです。何月何日までに終わらせるのか、目標を決めましょう。
当初、期限を決めずその日気が向いたところまで読むということをしていましたが、進みも悪く結果何も身に付きませんでした。
まずは2ヶ月でやり切ると決めて、1日にどのくらいのペースで進めれば良いのか逆算します。
30章であれば1日1章やれば1ヶ月で1周できますね。
大きく漠然とした目標も、小さく細分化することでより具体的なToDoにできます。日々の目標を決めておくと、毎日プチ達成感を味わえて英語学習のモチベーションになりますよ。
英文法をマスターする具体的なスケジュール
1周目はじっくり読んで、理解することを心がけます。
・読んでもわからない部分はネットで検索し、文法の本に直接書き込む
・完全に理解している内容は読み返す必要がないのでマークをつけておく
・前日にやった部分は10分程度で復習:人に教えるイメージで学んだ内容を話してみる
マークが付いていない部分を復習していきます。
この時に自分で例文を作ってみます。自分が言いそう・使いそうな文を作るのがコツです。記憶にも残りやすくなります。文法本に書き込みながら10回くらい音読します。声に出すのが重要です。
さらにマークを足していきます。
マークが付いていない部分を復習します。
この時点で2回見ている内容なので、それでも覚えていない箇所が残っています。まだ結構あるけど皆通る道。
めげずに、英作文と音読を繰り返していきます。ここは覚えたな!という箇所にはマークを足していきます。
自分なりの英文や気づきも書き込んであるので、辞書として・相棒として今後も頼りになる存在の出来上がりです。愛着が湧きますよ。
3週したぞ!自分なりに英文も作ったぞ!という達成感も一緒に。
けれど人間は忘れる生き物。他のステップに行っても定期的にこの作業をしてあげるとより定着率が高まります。
気が向かない時は5分だけでもやってみてください。気がつくとそれ以上やっている自分に気づくと思います。
もし5分で力尽きても、それはそれでOK!5分でも学習した自分をたくさん褒めてあげてください。
踏ん張らないといけない時ももちろんありますが、そこで嫌になって辞めてしまうより、少しでも継続できたら花丸です。
実体験!NGな英文法の学習法
ここに来てくれたあなたには、私のような失敗はしないで欲しい。
効率的で身に付く勉強をして欲しいと切に願うので、実体験に基づいたNG事例を挙げます。
ただ眺めつつ少しずつ読み進める
文法本を毎日少しずつ眺めるだけ、と言う学習は非効率的なのでおすすめしません。
英文法の本って100ページを超えているものも珍しくないですよね。
人間の脳は次の日には7割以上のことを忘れてしまうので、一生懸命読んでも3割程度しか頭に残らないそうです。
何度も繰り返して出会う確率をあげる=復習が大切です。
私も当初は、毎日5〜10ページ程度で切りのいいところまで読み進めると言う学習の仕方をしていましたが
いつまで経っても中身が頭に入らず、本も読み終わらず、勉強したつもりになっている自分がいました。
それに、ただ読むだけでは頭に入らず、何度も同じページを読んだり気が散って携帯を見てしまったり、次第にだんだん本が手から離れていってしまう始末でした..。
記憶にもほぼ残らず、せっかく学習の時間を割いたのに勿体無かったなと言う反省。
何冊も文法本を買う
基本的には英文法が網羅された1冊のみでOKです。
次々に本を買うより、自分に合った1冊を繰り返し読んでいきましょう。
おすすめの文法本
文法が網羅された本
なんと言っても解説がわかりやすいのがこの文法本。
なぜこうなるか?具体的なイメージができるため頭に残りやすく感じました。
読みながら逐一納得してしまう、そんな本です。まず最初に問題3〜5問程度があってそれを解きます。ここで自分の理解度がわかります。
そして次のページで解説。ただ単に回答が載っているのではなく、楽しい文章と共に簡単な挿絵が載っているのでスッと頭に入ってきます。
英文法が網羅され、辞書的にも使える大ボリュームの内容となっています。
無料の音声ダウンロードもついており、発音の確認もできます。
※Forestは絶版となり、名前を変えEverGreenとなりました。
『キク英文法』は「海外で生活する」「英語を使った仕事に就く」ことも見据えて作られているので英会話学習にもピッタリです。
英文法の本としては珍しく音声もついているので、一緒に発音練習もできて一石二鳥!
CD再生機器を持っていなくても、出版元のアルクのHPからスマホにダウンロードできるので便利ですよ。
1日ごとの分量も決められており、問題もついているのでどのくらいできているか?の理解度も測れます。
ただし、文字が小さく私には少し読みづらかったです。そこだけが本当に惜しい….。
英語で英語を理解するために
すべて英語で書かれているので、英語自体に不慣れな方は別の本の方が理解度が深まるかと思います。
英語に親しんできた方であれば、読み解くのに多少時間はかかるかもしれませんが「英語を英語のまま理解する」練習にもなりますよ。
2冊目に最適!文法の基礎、中学英語を学べる本
この本を読んで、前置詞の苦手意識がなくなりました。
前置詞は訳でなんとなく覚えた
実際に英文を訳すと、あれ?当てはまらなくない?いっぱい意味あるけど、一体どの訳が当てはまるの…?
という悩みが格段に減りました。学生時代に欲しかった…
もちろん、前置詞だけでなく中学英語がしっかり網羅されています。集中して読めば1日で読み切れるので入門として、また自分の記憶レベルの確認としてもおすすめです。
Youtubeで学ぶ英文法
最初から真面目な英文法の本は眠くなる人。Youtubeで勉強するのもありです。
お昼ご飯食べながら、この動画見ましょう。
まずはこれから!英語の基礎を振り返えるYoutube
7分ほどの短い動画ですが、Mayuさんが5文型の違いやポイントをわかりやすく説明してくれます。
5文型の違いを自分で説明できない!
という方はまずはサクッとこの動画でおさらいしてみましょう。
2時間で中学英語のポイントとなる部分を総復習することができます。
目から鱗な内容が盛りだくさん。
先に紹介した「英文法の鬼1000問」や「世界一わかりやすい中学英語の授業」と共通する、イメージ化の重要さ・なぜそうなるか?という考え方をしっかり教えてくれるのでとてもわかりやすい。
新たに知ったことを英文法の本に書き込みながら進めていたので数日かけて試聴しました。
まとめ
- 英文法は「自分が話したいことを伝えるための道具」
- 文法本は目標を決め、1日の作業量を見える化して確実に取り組む
- 何度も繰り返し、学んだことを実践(自分で英文を作ってみる)することが近道
- Youtubeも良質な動画がたくさんあるので活用する(モチベーションアップにも!)